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ECサイトのメリットデメリット

自社の製品を販売するための「ECサイト」の開設を検討しているものの、
デメリットも大きそうで開設に踏み切れないといったケースも多いと思います。

自社でECサイトを開設すべきかどうかの参考となる、
ECサイトのメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。

ECサイトのデメリット


ECサイトの開設を検討する上でネックになるのはデメリットですから、
まずはECサイトのデメリットを紹介します。

自社でECサイトを開設するデメリットの1つとして挙げられるのが
「制作に時間とお金がかかること」です。

サイト規模にもよりますが、専門家であるHP制作会社に依頼しても
ECサイトの制作には3~4か月かかることが多いです。

料金支払でクレジットカードや銀行口座の情報、商品送付で住所・氏名などの
個人情報を取り扱うためセキュリティを厳重にしなければいけません。

クレジットカードや電子マネーで決済できるようにするには
それぞれの決済代行会社の承認を得る必要があります。

厳重なセキュリティの構築、決済代行会社の審査などに時間がかかるので
完成するまでに3~4か月かかるのです。

費用については小規模なECサイトでも100万円以上、中規模なもので200万円以上、
大規模なECサイトとなると500万円以上かかります。

運営にもコストがかかりますから、ECサイトを開設して採算が取れるのかが課題です。

どうやってお客さんを集めるのか?


ECサイトのデメリットとしてもう1つ挙げられるのが「集客」で、
どうやってお客さんを集めるのかが大きな問題となります。

実店舗なら「新装開店」の看板を掲げてチラシを配るだけでもある程度はお客さんが
集まってくれます。

ECサイトは実店舗のように「偶然見つける」ものではありませんから、
積極的に集客を行わないことにはお客さんは集まってくれないのです。

検索結果の上位に表示されるためのSEO対策を行い、様々なメディアにWEB広告を
出稿し、SNSでも情報を発信するなどあらゆる手段を使って宣伝することになります。

SEO対策やWEB広告の出稿にはお金がかかりますし、
SNSで情報を発信するのに人員を割かないといけません。

即効性のある集客方法はありませんから、
お客さんを増やして売上アップに繋がるまでにECサイトは時間がかかるのです。

競合サイトが多い


「競合サイトが多い」というのも自社でECサイトを開設するデメリットとなります。

Amazonや楽天市場のような大型のECモールから個人商店が運営している
小規模な販売サイトまでネット上にはECサイトが無数にあります。

その中には当然自社と似たような商品を販売しているECサイトもたくさんあるのです。

実店舗なら競合店舗が少ない地域を選んで出店することもできますが、
ECサイトだと競合サイトの少ないところがありません。

自社ブランドをしっかりと構築して付加価値をつけるなどの競合サイトとの差別化が
できないと、安さでしか勝負できなくなって利益が出にくくなってしまいます。

ECサイトのメリット


先のデメリットを見て「やっぱりECサイトは止めよう」と思ったかもしれませんが、
ECサイトにはデメリットを補うだけのメリットもあります。

ECサイトの最大のメリットと言えるのが「経費削減に繋がること」です。

ECサイトの制作や運営には確かにコストがかかりますが、
実店舗に比べたらECサイトの方が断然コストが少なくて済みます。

何と言っても販売員を常駐させる必要が無いので人件費がかかりませんし、
ECサイトの商圏は日本全国なので新しい店舗を出すコストも不要です。

また自社製品を販売するのに受注生産や予約販売といった方法を採用すれば、
在庫を抱えずに済むので在庫管理のコストもかからず廃棄ロスも出ません。

いつの時代も企業にとって経費削減は至上命題ですから、
ECサイトが経費削減に繋がるのは大きなメリットです。

24時間365日営業可能


ECサイトには「24時間365日営業可能」というメリットもあります。

もちろん実店舗でも24時間365日営業しようと思えばできますが、
その分販売員を余計に確保しないといけないので人件費が嵩みます。

ECサイトには販売員は必要ありませんから、
24時間365日営業しても経費が嵩む心配がありません。

また時間を選ばずに利用できるのはユーザーにとっても大きなメリットとなります。

顧客情報の活用


ECサイトで得た顧客情報を新たな商品開発や既存商品の改善などに
活用できるといったメリットもあります。

どういう経路で自社ECサイトに辿り着いて、どういった人がどういった商品を
購入しているのかは企業にとって喉から手が出るほど欲しい情報です。

自社でECサイトを運営すれば比較的簡単に膨大な量の顧客情報を
手に入れられるのは大きなメリットです。

ECサイトで手に入れた顧客情報は、新たな商品開発だけでなく広告の種類や
出し方など企業や商品のプロモーションにも役立ちます。

まとめ


自社でECサイトを開設するデメリットは決して小さくありませんが、
それに見合うだけのメリットもあります。

ここでの情報を参考に自社にとってメリットとデメリットどちらが大きいか比較して、
ECサイトを開設するかどうかを検討してみてください。

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